足元ばかり見ちまった |
ノートPCのバッテリを忘れたとか、そういう小さいことを問題にしている場合ではない。
昨日、衆議院選挙が投開票され、民主党はかつて一党が得たことのない多くの議席数を得て、第一党へと躍進した。自民党によって長い年月をかけて構築された政治の仕組みに国民がNOを突き付け、自由民主党を与党の座から引き摺り下ろしたのだ。
個人的に最も注目したいのは、自民党政治にNOを突き付け続けてきた民主党が、果たしてゼロベースで政治を作り上げていくことができるのかどうかということだ。私の持論として、「アンチはなにも生まない」という考えがある。わかりやすい例で言えば、NECのPC-98シリーズが大きなシェアを持っていた頃、NEC嫌いでEPSON製品を購入するユーザーがいた。しかし、PC-98シリーズにアンチを突き付けるだけで、結局はPC-98の互換機を使い、PC-98以外の何かを支援することはなかった彼ら。「EPSONだから」選んだのではなく、「PC-98が嫌いだから、その対抗勢力として」選んだ製品だった彼ら。もしもPC-98シリーズというものがなかったとしたら、彼らはそれでもEPSON製品を選んだだろうか? 結局彼らは、PC-98という巨大な存在があって初めて自己主張をできる人々だったのではないかと、俺はいまだに思っている。俺? 俺はX68k使いだったよ :-)
話が逸れた。
つまり、強大な存在に対してアンチを突き付け続けるだけでは、新たなものは生み出せないのではないかと危惧しているのだ。これまでの自民党対民主党の政争は、自民党が何か言えば、それに民主党が対抗するという構図が強く見えてきたように感じる。果たして自民党が弱体化した今、第一党となった民主党は何を指標に意見を打ち出し、政策を示し、国政を動かしていくのか。「先に何かを言ってくれる誰か」がいなくなってしまった後も、民主党は何かを打ち出せるのか。
正直、民主党に多くを期待している訳ではない。民主党政治が立ち行かなくなれば、「やはりアンチは何も生まないな」と、また思うだけだ。ただ、成功するにしろ失敗するにしろ、今回民主党を選んだ責任を日本人は考えなければならない。一時の雰囲気だけで与党を変えてしまったと言ってはならない。俺自身は自民党に投票したが、そうとは言え、国民の意見が民主党を選んだということを同じ国民としてまじめに受け止め、考えている。
新たな与党が示す、新たな政治。日本はどう進んでいくのか。
そんな大きな問題を前に、ノートPCのバッテリがないなんてことは大した問題ではない。俺の原稿の進捗なんて些事を気にする人もいないだろう。
よし、寝よう(ぉぃ
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